Charley帽子のポイント【後編】
皆様こんにちは。前回のブログではCharley帽子のポイント前編(前編はこちらから)と題し違った切り口から帽子を紹介しました。今日は後編をお届けします。さてさて今日は帽子製作の裏側を少しだけお見せしたいと思います。一つの帽子が出来上がるまでどんな風に作っているかをざっくりですがご紹介できればと。大量生産品との違いなんかも書いてみようかな。では後編いってみよー。
まずは・・これがなくちゃ始まらない。そうです。生地ですね。これと形を決めたら次に芯材を入れます。あえて使用しないものもありますがほとんどの帽子に芯材を入れています。おそらく洋服を作る方とかだと馴染みがあるかと思うのですが「芯て?」って方がほとんどかと。こんなやつです。
これは帽子のツバに入れる芯の一つです。ツバの後ろ半分ですね。これを生地に貼り付けていきます。このように。
これも簡単に見えてすごく難しい作業です。生地の模様なども計算しながら温度にも注意して貼り付けていきます。高温すぎると芯が溶けるし低いと貼りつきません。貼り付けたら型紙に沿って裁断します。ここから縫製になるわけですが写真だと伝わりにくいので動画で。
どうでしょう?スイスイ縫ってる感じに見えませんか?実際やってみるとメチャクチャ難しいです。数ミリのズレが最終的には大きなズレになったりします。だから製作している時によく飛び交う言葉は大体「〇mmでこうしよう」とか。帽子はパーツが細かくさらにカーブが多いので縫製がとても難しいのです。この工程を経て最終仕上げへ。1品1品丁寧に仕上げを行なっていきます。
そして店頭に並び皆様のもとへ。
いかがでしたでしょうか。前編・後編に分けどんな風に帽子が作られているか少しだけご紹介しました。1つ1つの工程にかぶり心地・シルエットを綺麗にする工夫など色々なものが詰まってます。そしてそれを高いレベルで実現。オートメーションの場所が少ないという事がお分かり頂けたかと思います。機械というともはやミシンくらいではないだろうか・・。前編でも触れましたがこれだけの工程がありハンドメイド製作・品質・デザインまで追求した帽子とみると価格はかなりお値打ち価格でご提供できていると思います。工房直販だからできる事でもあるのですが。そんな帽子を毎日作り続けています。店舗はもちろん・イベントで当店の帽子を目にすることがあれば「あーこうやって作ってるんだったな」なんて思い出してもらえたら最高です。長いブログを読んで頂きありがとうございました。ではまた!
最近のコメント